#34 お薦め本のご紹介~40歳からの予防医学【前半戦】~
年間200冊読んでいるマーシーが読んで面白かったオススメ本をご紹介します。
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【健康寿命】ってきいたことありますか?
平均寿命から、「寝たきりや介護状態が必要になる期間」を差し引いた期間で
男女差はありますが、約10年くらいのようです。
約10年も「介護・寝たきり」の期間を過ごさなくてはいけないなんて・・・
そんな疑問に切り込んだ観点から見た1冊をご紹介。
最近、「健康」について考える機会が増えました。
そんな中、出逢ったとても勉強になる素晴らしい著書となります。
著者は森有磨さん
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まずは「血圧」からいきます。
40歳を超えると日本人の約半数が高血圧になるといわれています。
高血圧を放置しておくと、その圧力によって血管の壁が傷つき、動脈硬化が進行します。心筋梗塞、脳出血、大動脈解離、大動脈瘤破裂といった命関わる重大な病気リスクが上がり、腎臓の機能も低下します。
高血圧はあらゆる大病を招く恐ろしい生活習慣病なのです。
40歳からの予防医学より引用
血圧を侮っていました。血流や血圧はとても大切なんですね。
高血圧になると、血管の壁が厚く硬くなり、血流が悪くなる(動脈硬化)
腎臓の機能低下や脳出血につながる。
薬を飲まないに越したことはありません。生活習慣の改善で下げていきましょう。
40歳からの予防医学より引用
私の血圧は今のところ大丈夫そうです。
130以上→高血圧。運動と食事で改善が必要
140以上→薬での治療が必要
上の血圧は130未満、120以下が好ましいようですね。
120以下を目指して、血圧はなるべく測るように意識していきます。
糖尿病や脂質異常症で動脈硬化が進むと高血圧になるリスクが高まるようです。
生活習慣病なので、日々の健康から気を付ける必要がありそうです。
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「糖尿病」をみていきます
- 目がかすんだり、蚊のようなものが見える
- 頻尿やのどが頻繁に乾く
- インスリンというホルモンが利用できず、筋肉や脂肪を分解し体重が減少する
- 神経障害で手足がしびれたり、白血球の効果が薄れ風邪をひきやすくなる
「サイレントキラー」と言われ、ある程度進行しないと病状がでないので怖いようです。
空腹時血糖とは健康診断で採血した血液中の糖の量。
血糖値が高い状態であると、血管が傷つき、修復が間に合わない状態が続くと
失明や四肢切断、糖尿病腎症が進行し、人工透析が必要となるようです。
炭水化物の過剰摂取、食物繊維不足、飲酒過多、運動不測のような生活習慣は血糖上昇につながるので注意とされています。
・食事面
→野菜から食べるようにし、間食は避ける。炭水化物をなるべく減らすこと。
・運動面
→階段を上ったり、1駅歩くなど、日常的な運動習慣を取り入れること。
休みの日は軽く汗をかく程度の運動を取り入れること。
運動は取り入れていますので、食事面を気を付けていきたいと思います。
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「脂質」をみていきます
脂質とは、血液中のHDLコレステロール(善玉)、LDLコレステロール(悪玉)、中性脂肪を指しています。このバランスが崩れている状態を脂質異常症とされています。
まさに私は「脂質異常症」を指摘されています。
脂質のバランスが崩れると、血管が傷つき、動脈硬化が起こり、進行すると心筋梗塞や脳卒中のような生命の危機にかかわる病気になる恐れがあるとされています。
HDLコレステロールは、全身から余分なコレステロールを回収したり、除去してくれるため一般的には高いほうがいいとされています。
LDLコレステロールは、全身にコレステロールを供給する役割を持っており、HDLによって回収されないと血管に沈着してしまい動脈硬化の原因となるため一般的には低いほうがいいとされています。
動脈硬化性疾患発症予測ツールというものがありましたのでご紹介します。
早速試してみました。血圧と血糖値の内容がわかればすぐできますし
無料ですぐでますのでよろしければお試しください。
また、吹田スコアという判定基準チェックシートもあるようです。
また、中性脂肪の数値が高いと急性膵炎のリスクが高まるようです。
「要注意:LDL160、中性脂肪300 必ず受診:LDL180、中性脂肪500」
40歳からの予防医学より引用
上記数値が当てはまる方は、すぐ病院で医師に相談しましょう!
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「尿酸値」をみていきます
尿酸とはプリン体といわれ、体内で分解された際にできる物質をさすようです。
尿酸値が高いと、関節内で結晶化され「痛風」と言われる炎症が起こり
足の親指の付け根あたりや、関節、足首に生じたりするようです。
また「尿管結石」が生じるようで、石ができて尿管が詰まり激痛となるようです。
友人も尿管結石になっていました・・・・怖いですね。
基準値におさまるよう気を付けましょう。
プリン体のとりすぎは気をつけたほうがよさそうです。
食べ物は身体を作るんですね。
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「腎臓」をみていきます
腎臓の働きとして、
「体にとって重要な成分を残し、不要な物質を尿として外に出す」というろ過機能をもっています。
40歳からの予防医学より引用
めちゃくちゃ重要な器官のようですね。
尿たんぱくが陽性になっているようであれば、必ず再検査が必要なようです!
GFRの値が45を切っていると腎臓病の疑いがあるようです。
腎臓の機能が落ちるのは、高血圧や糖尿病といった生活習慣病に起因することがほとんどです。
40歳からの予防医学より引用
腎臓病は人工透析が必要となることが多いみたいですので、リスクの高い人はGFRの測定をする必要があるようです。
早速試してみました。年齢、性別、血清クレアチニン値を入力すると出てきます。
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「肝臓」をみていきます
私の肝臓は優秀です。お酒を飲んでいないからでしょうか・・・。
肝臓の働きとして3つの働きがあります
①栄養の代謝
②解毒
③消化酵素の分泌
1つ目の代謝は、糖、たんぱく、脂質は肝臓で代謝してくれているようです。
2つ目の解毒は、有害物質や異物の解毒を行ってくれているようです。
3つ目の消化酵素の分泌は、コレステロールから胆汁を合成し、すい臓からでる消化酵素の作用を助ける働きを持っているようです。
脂肪肝→脂肪肝炎→肝硬変→肝臓がんといった流れをたどるようです。
お酒を飲まなくても脂肪肝になるようです。生活習慣病からなるみたいで
食事と運動が重油のようです。
BMIが25以上だと脂肪肝になる割合が高いようですので、BMIも注意しましょう。
適正な体重から+4キロのほどありました。BMIは範囲内に収まっています。
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「貧血」をみていきます
貧血は絶対に軽く見てはいけないと著者は言っております。
ヘモグロビン「Hb」という血液検査の項目をチェックしてください。
血液検査で何でもわかりますね。
男性は13、女性は12、妊婦・高齢者は11を下回ると貧血に該当します。
男女問わずヘモグロビンが10を切っていたら必ず受診しましょう。
40歳からの予防医学より引用
女性の場合、子宮筋腫、子宮内膜症、ポリープ等の病気の可能性があると著者は警告しています。
男性の場合、胃がん、大腸がん、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の可能性があると著者は警告しています。
「女性の貧血、ひどい生理痛にはなにか病気が隠されている可能性がある」と肝に銘じておいてください。
男性の貧血の場合は、ほとんどの場合「何か異常がある」ので絶対に放置してはいけません。
40歳からの予防医学より引用
ヘモグロビンは隠れている病気の危険信号を察知する重要な指標のようですので、血液検査の項目を必ずチェックしましょう。
~後半戦に続きます~
今回の著書はこちらです!
著者:森勇磨さん
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